新生銀行住宅ローン借り換え審査に通るには?


新生銀行住宅ローン借り換えシミュレーション!

今回は、新生銀行の住宅ローンへ借り換えた場合の利息と諸費用について、シミュレーションを行ってみたいと思います。
モデルケースとして、ローン残高3000万円で、支払い期間が残り30年の状態で借り換える場合を考えます。
支払い期間は変えず、30年の長期固定金利を選択した場合の、各住宅ローンの支払い利息と諸費用の概算結果を下表に示します。
シュミレーションの比較対象として、三井住友銀行、ソニー銀行、フラット35の代表として楽天銀行を選びました。
諸費用などは、各金融機関のWEBサイトで提供されているシミュレーションを利用した結果を用いました。
≪住宅ローン借り換えシュミレーション一覧≫
- | 新生銀行 | 三井住友銀行 | 住信SBIネット銀 | 楽天銀行 |
---|---|---|---|---|
長期固定金利 | 1.900% | 2.830% | 2.440% | 2.030% |
支払い利息 | 13,315,580円 | 14,548,920円 | 12,382,863円 | 10,090,000円 |
保証料 | 0円 | 60万5610円 | 0円 | 0円 |
事務取扱手数料 | 10万円 | 1万500円 | 63万円 | 40万9500円 |
団信生命保険料 | 0円 | 0円 | 0円 | 180万円程度 |
登録免許税 | 12万円 | 12万円 | 3万円 | 3万円 |
司法書士報酬 | 8万円 | 5万円 | 17万7000円 | 5万4000円 |
印紙税 | 2万円 | 2万円 | 2万円 | 2万円 |
諸費用合計 | 32万円 | 80万6110円 | 85万7000円 | 233万3500円 |
30年の長期固定金利を比較すると、フラット35の楽天銀行が最も低く、住信SBI、新生、三井住友の順になっています。
その金利差がそのまま支払い利息に反映されますので、新生銀行は最も利息の少ない楽天銀行よりも120万円以上多く支払うことになります。
一方、諸費用についてみてみると、フラット35や住信SBIでは新生銀行と同様に保証料が必要ありませんが、三井住友では60万円を超える保証料・保証会社手数料が必要になります。
事務取り扱い手数料では、金利が安かった住信SBIが最も高く60万円以上支払う必要があります。
新生銀行では事務取り扱い手数料として安心パック込の場合10万円を支払うことになります。一律10万円ですから、この点でも優れていることがわかります。
団体信用生命保険料は、フラット35を除く金融機関では無料です。
フラット35では、団体信用生命保険への加入は強制ではありませんが、多額のローンを返済することを考えると、必ず入っておくことをお勧めします。
その場合、ローン返済中に総額180万円程度の保険料を支払わなければなりません。団信保険料についてきちんと検討しておかないと非常に大きな出費になります。
支払い利息と諸費用のトータルのシミュレーション結果を見ると借り換えでもやはり新生銀行が一番お得ということがわかります。また住宅ローン以外の「パワーポケットサービス」や「プラチナ」などのサービスを受けられることを考えると、トータルでのお得度はさらにアップします。

住宅ローン借り換えの金利比較!

今回は、新生銀行の住宅ローンへ借り換えた場合の金利について考えてみたいと思います。
金利がどの程度低いかは、住宅ローン借り換えのメリットを出すための重要なファクターのひとつです。
一般に、現在の金利と借り換え後の金利が1%以上あることが望ましいといわれています。返済期間が長い場合には、0.5%の差でも総支払額をかなり下げることが可能です。
例えば、5年前(2007年)に35年ローンを組んだとします。当時のフラット35の金利は、3~3.2%程度が一般的でした。すると、残り30年ローンを見直す場合、長期固定でも2.5~2.7%以下であれば、借り換えによるメリットが期待できます。
2007年頃は、いわゆるゼロ金利政策が一時的に終わり、上昇に転じた年でした。今後上がる可能性が高いということで、35年などの長期固定の商品が人気を集めていました。
その後、金利は再び下がり、実質ゼロ金利状態になっていますので、住宅ローン借り換えで、トータルの支払い額を抑えられる可能性が高くなっています。
そして、2013年になりいわゆるアベノミクスの影響で今後住宅ローン金利が上がるのではないかという予想が増えてきています。住宅ローン借り換えのタイミングとしては今がベストだと言えるでしょう。
ここで、主な金融機関の現在の金利表を示します。一般的にはいわゆるネットバンクでは、店舗を持たないため経費を節約することができますので、金利が低く設定されています。
変動タイプについては、ネットバンクを筆頭に信託銀や都銀でも低めの数値を設定している金融機関が多くなっています。
3年固定を見てみると、ネットバンクとろうきんが1.2~1.4%の低金利を提供してみます。
新生銀行の住宅ローン金利は、変動や3年固定ではやや高めですが、10年固定や30年固定では、ネットバンクと遜色の無い低金利が提供されています。
≪2018年9月現在の主な住宅ローン金利一覧≫
金融機関名 | 35年固定金利 | 変動金利 | 事務取扱手数料 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
新生銀 | 2.050% | 0.600% | 54,000円~ | 公式へ |
ソニー銀 | 1.601% | 0.757% | 42,000円 | 公式へ |
住信SBIネット | 1.470% | 0.428% | 融資額×2%+消費税 | 公式へ |
ARUHI | 1.390% | - | 融資額×2% | 公式へ |
楽天銀行 | 1.390% | - | 融資額×1.08% | 公式へ |
みずほ銀行 | 1.390% | 0.625%~ | 32,400円 | 公式へ |
りそな銀行 | 1.400% | 0.520%~ | 32,400円 | 公式へ |
三井住友 | 1.710% | 0.625%~ | 32,400円 | 公式へ |
ろうきん | 1.075%~ | 3.500% | 30,000円 | 公式へ |
東京スター銀 | 3.000% | 2.450% | 32,400円 | 公式へ |
新生銀行の金利は、一見するとネット銀行などより高めに設定されているように思えますが、一概にそうとは言い切れません。
総支払い金額は、元金+利子+諸費用の合計になります。同じ元金を借りる場合、利子と諸費用の合計で損得を考えるべきです。
ネットバンクでは、諸費用が新生銀行より多くかかる場合が多く、結果として借り換えでも総支払額トータルではお得になるのです。
新生銀行住宅ローン借り換えのお得なメリットは?

新生銀行は、外資系の銀行です。前身は日本長期信用銀行でしたが1998年に経営破綻して国有化されました。
2000年に行われた競争入札の結果、外資系の投資組合に売却され、新生銀行として再スタートしています。
インターネットバンキングでの振込手数料の無料化や、ATMを365日24時間営業するなど、一般の都銀や地銀・ネットバンクなどとは異なる、新しい試みをいろいろ展開しています。
店舗数は少ないですが、セブン・イレブンなどに設置しているセブン銀行のATMを使うこともできますし、セブンイレブンのATMでは、引き出し手数料が夜間や休日であっても無料となっており、高い利便性を提供しています。
新生銀行は、住宅ローン借り換えについても独自のサービスを展開しています。取り扱っている商品名は、「パワースマート住宅ローン」という商品です。
新規で借り入れるはもちろんのこと、他の金融機関で組んでいる住宅ローンを借り換える際にも多くのメリットがあります。
≪新生銀行の住宅ローン借り換えのメリットを列挙≫
- 保証会社を使わないため、保証料が無料
- 1円から繰上げ返済が可能で、繰上げ返済手数料は無料
- 団体信用生命保険には加入する必要はありますが、保険料は新生銀行が負担するために無料
- 事務手数料が無料(2011年12月現在、2012年2月3日までの申し込みに対するキャンペーンとして実施中)
- 変動金利・当初固定金利・長期固定金利という3種類の金利タイプの中から選ぶことができる
- 2種類の金利タイプをミックスさせたミックスローンを選ぶこともできる
- 「スマート返済」と呼ばれる自動繰上げ返済方式を利用することができる
- 新生総合口座パワーフレックスに自動的に加入することで、様々な金融商品・サービスを利用することができる
- 新生ステップアッププログラムの最高ステージである「新生プラチナ」のサービスを利用することができる
- 住宅ローンに関する相談について、専門スタッフが平日でも土日祝日でも専用コールセンターで対応してくれる
- 住宅ローンを組んだ後は、選任の担当者がつき、サポートしてくれる
- 住宅ローンを借り換える場合、現在のローンの残存期間より長く、最長35年で期間の延長ができる
- 生活貸越サービス「パワーポケットサービス」を利用して、貸付を受けることができる
本サイトでは、新生銀行の住宅ローン借り換えについてスポットをあてながら、いろいろご紹介したり、解説したりしたいと思います。
